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★鼻がきかなくなったら要注意!! アスピリぜんそく
薬剤で発作誘発/死に至るケースも
・「最近、においが分からなくなった」なんて症状に気づいたら要注意。突然、重いぜんそく
発作(肺炎)を引き起こし、死に至るケースが増えているからだ。予兆はにおい。
においと突然死、一体どんな関係があるのか。
「アスピリンぜんそくといって、アスピリンと同じような作用をもつ解熱薬、頭痛薬、かぜ薬
などの薬剤によって誘発されるぜんそくのこと。いま増えていて医療現場では非常に
問題になっている」と話すのは、関西医科大学・耳鼻咽喉科の久保伸夫准教授。
自覚していない罹(り)患(かん)者も多く、病院で処方された薬によって初回の発作で
死亡したケースでは訴訟問題になることがたびたび。医者をヒヤヒヤさせている怖い
病気だ。
特徴は30-40代になってからぜんそくを発症した人に多く、約80%の人に鼻の中に
キノコ状のポリープができる鼻たけ、蓄のう症、慢性鼻炎などの鼻の病気を伴うため、
においが分からないというのが圧倒的に多い主症状。発作の誘因は内服薬にとどまらず、
塗り薬、シップ、点眼薬などでも。さらには防腐剤や着色料などの食品添加物も引き金に
なるというから厄介だ。
「原因は好酸球という白血球の一種が集まって悪さをする。最初は鼻たけにたくさん
たまって、そこから肺に移行する。ぜんそくの治療でステロイド吸入すると、また鼻に
戻って難治性の蓄のう症を引き起こす。鼻を治療すると、こんどは耳に移り難治性の
中耳炎を発症させる」。好酸球性中耳炎も両耳をまったく聞こえなくさせるから怖い。
もともと寄生虫を退治させる役目をもつ好酸球。引き起こされる病気はまだまだ不明点が
多いが、「においの分からないぜんそく症状」を感じたらアスピリンや発作を起こす薬は
とりあえず飲まず、早めに検査を受けることが肝心だ。
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