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消防本部の53%利用せず 救急医療情報システム
救急車が急患を運ぶ病院の空きベッド状況などを把握するための「救急医療情報システム」を
備えている43都道府県の745消防本部のうち、約53%の本部が同システムを利用していないことが、
総務省消防庁のまとめで17日分かった。
主な理由としては、情報を入力する病院側の人手不足を背景に情報の更新が遅くなり「リアルタイムの
情報が得られない」ため、システムが十分機能していないことが挙げられた。救急搬送の受け入れ
拒否が社会問題化する中、救急医療体制の不備の一端が浮き彫りになった形だ。
利用していない理由では99本部が指摘した「リアルタイムの情報でなく、情報の信ぴょう性が低い」が
最も多かった。消防庁などによると、多くの病院では「空きベッドや当直医などの情報は1日2回程度しか
更新されていない」状況にあることが主な原因。(共同)
東京新聞
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