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大阪の救急医療が今、危機的な状況に陥っています。
1月2日には、交通事故にあった男性が救命救急センター5か所に受け入れを断られ、死亡しました。
命を救う「最後のとりで」となるはずの救命救急センターがなぜ、受け入れできなかったのでしょうか?
救急医療現場のある当直医に密着取材しました。
大阪・守口市にある「最後のとりで」の1つ、「関西医科大学高度救命救急センター」。
日曜日(1月13日)の朝、急患が運び込まれた。
この日の当直・津田雅庸医師(34)がやってきた。階段から落ちて手首の骨を折った女性。
命にかかわるケガではないが、専門医がいないなどの理由で21の病院に断られ、ここに搬送されてきた。
センターの休日の当直医師は2人、翌朝9時までの24時間勤務が始まった。
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この年末年始、救急搬送の遅れが大きな社会問題となった。
<救急医学科・中谷壽男教授>
「救命センターへの依頼はかなり増えてきています。2次病院が患者をとってくれない」
救急医療体制は1次から3次に分けられ、入院や手術が必要なら2次救急の病院、
心肺停止など命にかかわる重症なら救命救急センターのある3次救急に搬送される。
大阪府には国が指定する3次救急の病院が10か所あるが、
最近は、本来2次救急に搬送される患者が3次救急に運ばれるケースが急増し、パンク寸前という。
処置が終わると、もう昼の時間。
<津田雅庸医師>「(電話に向かって)救命の津田ですけど、出前お願いします」
<津田雅庸医師>「うどんは危険なんですけどね。患者さんが来たら伸びるので…」
出前を頼んだ直後、入院患者の容態が悪くなり、緊急の気管切開手術。手術が終わるとようやく昼ごはんだが…。
<津田雅庸医師>「伸びたうどんです」
予想通り、めんは伸びきっていた。
MBS
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