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日銀が16日発表した生活意識に関するアンケート調査によると、消費者の物価観は、
足元、1年後ともに物価が上がるとの見方が急激に増えている。足元では約8割が上
がったとみており、前回9月調査の約6割から増加。
1年後についても9割弱が上がると回答している。一方で、景況感は前回調査比で悪く
なったとの回答が大幅に増加。足元、1年後ともに5割弱が悪くなったと答えた。
同調査は全国の4000人を対象に日銀が消費者の景況感や物価感を把握して金融政
策の参考とするため実施している。今回の調査は昨年11月から12月にかけて行われ
た。
現在の物価に対する1年前との対比での実感は、「上がった」「かなり上がった」と
の回答が78.6%となり、前回の60%から大幅に増加。この項目の調査を開始した
1997年3月以来の高水準となった。1年前と比べて何%程度上昇したと思うかとの
質問に対する回答の中央値は5.0%となり、前回調査の3.0%から大きく上昇した。
1年後の物価についても、「上がる」「かなり上がる」との回答が86.3%となり、
前回調査の71.7%から増加。1997年3月以来の高水準となった。上昇率の中
央値は5.0%。
その一方で景況感は大きく悪化。1年前より「悪くなった」が45.5%となり、前
回調査の34.1%から大幅増加。1年後についても46.4%が「悪くなる」とした。
この結果、1年後についての景況感DI(「良くなる」─「悪くなる」)は、199
6年3月以来の低水準となった。
■ソース(ロイター)(中川泉記者;編集 山川薫)
URLリンク(jp.reuters.com)