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・ソフトバンクが、自社の携帯電話と固定のIP電話間の通話を日本で初めて無料にする
方針を固めた。
対象となるのは、ソフトバンクの携帯電話加入者約1700万人と、「ヤフーBB」のIP電話
サービス「BBフォン」の加入者約500万人。これまでソフトバンクの携帯電話からBBフォン
への通話は1分間42円、BBフォンから携帯には時間帯によって21円-26.25円かかるが、
ソフトバンク同士なら無料にする計画だ。
ソフトバンクは、自社のケータイ同士では午前1時から午後9時までは通話無料。BBフォン
同士は24時間、通話無料だが、ケータイとIP電話の間にも「タダ友の輪」を広げる。
ソフトバンク同士のケータイ通話無料戦略は、「加入者が他社と比べて少ないからこそ
パンクせずにすんでいる」(通信業界関係者)との指摘があるものの、若者や中小企業などで
人気を集め、新規契約数から解約数を差し引いた純増数は昨年12月まで8カ月連続で
首位をキープしている。
一方、ヤフーBBは安定して利益を出しているが、NTTグループなどが提供する光ファイバー
回線によるネット接続サービスの攻勢を受けて、加入者の伸びは一時の勢いを失っている。
背景には、ソフトバンクグループの営業部隊を携帯電話事業に集中させているという事情も
あった。ケータイとIP電話の無料化を打ち出すことで、営業の一体化も進めるとみられる。
無料化で顧客1人あたりの利用料金が下がる可能性もあるが、「ケータイと固定の通話
自体がそれほど多くない」(前出の関係者)とみられ、顧客をソフトバンクに誘導する1つの
“武器”にしたい考えのようだ。
今後注目されるのは他社の動向だ。KDDIも携帯電話と固定電話のサービスを一体で
提供できる営業態勢を整えており、値下げなど対抗策などを打ち出してくることも予想される。
一方、携帯で5割、光ファイバーで7割のシェアを持つNTTだが、ドコモや東西の地域会社
などグループ各社は、公正な競争を促す総務省の方針を受けて、一体営業ができない
などの規制を受けているため、現状では同様のサービスを提供するのは難しい。(抜粋)
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