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ネットの炎上はなぜ起こる?鎮火・消火の心得を探ってみた
昨年から「炎上」という言葉を頻繁に目にするようになった。この炎上とは、
ブログや掲示板などにおいて、非難やクレームのコメントが殺到する現象を意味する言葉だ。
最近の例では、人気ゲームソフト『レイトン教授と悪魔の箱』の公式サイトのケースが有名だろう。
同ソフトの謎解き部分の解答を掲載した攻略サイトに対し、削除を呼びかける告知を掲載した
ところ、「攻略サイトを見ながら遊ぶのもユーザーの自由だ」といった声が殺到、猛反発を
食らったのだ。また、炎上しているブログの情報を共有するサイト「炎ジョイ」のケースも
記憶に新しい。そのコンセプトに反対する多くのユーザーから非難を浴び、炎上。
わずか2日間で閉鎖に追い込まれてしまった。
なぜ、これほどブログの炎上が頻発するようになったのか?
昨年、『ウェブ炎上』(ちくま新書)を上梓した批評家・荻上チキさんに聞いてみた。
「もともと人が集まれば、もめごとは一定数存在するもの。母数(ユーザー数)が増えたため、
それが増加したように見えるというのもあるでしょう。炎上は、内輪向けの何気ない一言が
思いのほか広がることで起こるケースが多いですが、これにはクレームコメントによって
“燃やす側”が増えたことも大きいかもしれません」
ユーザーが増えれば火種も増える。そして火事見物のついでに薪(まき)をくべる者も
増えている、というわけなのかも。
(以下>>2以降につずく)
(R25編集部・友清 哲)
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