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「ミシュランガイド東京版」の出版で三つ星ブームが続いている。テレビは星を獲得した店を
ありがたがって大きく取り上げているが、そんな中で究極の“ミシュラン番組”が放送された。
8日の「プロフェッショナル・仕事の流儀」(NHK)。取り上げたのは三つ星を獲得した
超高級寿司店「すきやばし 次郎」で、店主の小野二郎氏(82)に迫った。
テーマは「修業は、一生終わらない」。
番組では小野氏の技術を分析した場面もあったが、ほとんどは小野氏と店の礼賛のオンパレードだった。
キャスターで脳科学者の茂木健一郎などノッケから「世界的にも極めて高く評価されている」と大絶賛。
まるでPR番組のようだ。
中でも気になったのは肝心なことが曖昧だったことだろう。「使うのは最高級の天然物」というだけでは
説得力に欠ける。また、同店では食べるだけで1人3万円程度の支払いになるが、
値段のことに一切触れなかったのはなぜか。「アレッ」と思ったのは“二郎握り”の話。
寿司を握る時に左右の手に持ち替えない握り方だそうだが、その言葉自体、初耳だ。
日刊ゲンダイ本紙で「行っていい店わるい店」を連載中の友里征耶氏が憤慨する。
「公共放送のNHKが個人が経営する飲食店を何も検証せず、単に持ち上げただけなのはいかがなものか。
世界が評価というけど、寿司を食べに来ていた三つ星シェフのロブションが認めているだけではないのか。
それに「次郎」は20分間、座って寿司をつまんだだけで3万円の店で、
酒を飲んでツマミを食べたら4万円を突破する。値段も伝えるべきですよ」
視聴者は三つ星をありがたがるNHKを笑って見ていたのではないか。
最終更新:1月14日10時0分 1月14日10時0分配信 日刊ゲンダイ
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