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13日午前2時14分ごろ、NHKテレビ総合、教育と衛星第1、第2、ハイビジョンの各
チャンネルで、震度5弱以上の揺れが予想される場合に出す緊急地震速報の音声が流れた。
通常の地震情報を流す際、職員が過って緊急地震速報のボタンを操作してしまったとして、
NHKは同日午前5時のニュースでおわびした。
NHKによると、同日午前2時11分ごろ起きた北海道の地震について震度などの字幕
スーパーを流す際の操作ミスで、チャイム音に続いて「緊急地震速報です。強い揺れに警戒
してください」と呼びかける自動音声が2回、計約15秒間流れたという。本来の緊急地震
速報で表示する「緊急地震速報」のタイトルや地名などの画像は表示されなかった。ラジオ
は別系統のため、同じ音声は流れなかった。
NHKでは、緊急地震速報は気象庁からの情報をもとに自動的に流す仕組みだが、システム
障害を想定し手動でも流せるようにしている。過って操作したボタンは、通常の地震情報を
出す装置の中にあるという。
NHKの東京のコールセンターには、13日昼までに「速報が流れたがどういうことか」などの
問い合わせが二十数件あったという。
緊急地震速報は、気象庁が昨年10月から発表を始めた。P波と呼ばれる小さな揺れを
とらえ、地震の規模や震源地を予測してS波と呼ばれる大きな揺れの数秒~数十秒前に
発表する。予測震度でプラスマイナス1程度の誤差があるとされる。NHKが過って流したの
は初めてという。
NHK広報局は「過って緊急地震速報という音声が流れてしまいました。おわび致します」と
している。
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