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今年成人式を迎える若者たちの四割を超える人が「親の世代に比べ、自分たちの生活は悪くなる」と将来を
悲観的に考えていることが、東京の結婚情報サービス会社「オーネット」による意識調査で分かった。
調査は一九八七年四月から八八年四月にかけて生まれた男女計八百人を対象に実施。生活や結婚、仕事
に対する考えを選択肢で答えてもらった。
親の世代の暮らしぶりとの比較では、43%が「悪くなる」と回答。「自分たちの子どもの世代では生活はさら
に悪くなる」と答えた人も44%に上った。
将来希望する生き方を「経済的な豊かさ」とした人は18%だったのに対し、過半数の51%が「家族や友人を
大切にする暮らし」を選んだ。
「フリーターになるかもしれない」との不安を抱える人は二年前の調査と比べると半減し四人に一人の
26%。しかし「自分の求める仕事が見つかるまではあきらめない」とした人は18%にとどまり、職種に
こだわらず就職先を決めようと考えている傾向も示した。
「仕事に燃えている人はすてきだと思う」は49%、「自分のしたい仕事に就けるように今、努力している」は
39%と二年前から大幅に減り、仕事に熱い思い入れを抱かない若者像が浮かび上がった。
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