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★日本の「都市鉱山」は世界最大規模…家電などに含有の金銀
・家電や電子機器類に含まれる金や銀などの金属資源の国内総量は、各国の
天然資源量を上回る世界最大の規模に匹敵することが、茨城県つくば市の物質・
材料研究機構(物材研)の調査でわかった。
金属資源枯渇が懸念されるなか、有効利用を徹底すれば、鉱脈と同等になりえる
という。こうした金属資源は「都市鉱山」と呼ばれているが、全体量を推定した
研究はこれまでなかった。
物材研の原田幸明(こうめい)・材料ラボ長らは、素材や製品として輸出入される
金属20種についての貿易データなどを分析し、国内に蓄積されている金属資源量を
割り出した。
金は6800トンで世界の埋蔵量の16%に相当。延べ板に換算すると約20兆円分に
なる。銀は6万トン、インジウムは1700トンで、それぞれ世界の埋蔵量の23%、
61%に及ぶことがわかった。各国の鉱山の埋蔵量と比べると、金は南アフリカを
抜いてトップ。銀や鉛、インジウムも世界一になった。日本は「資源小国」と
言われてきたが、これらの希少金属については資源国であることを示した。
研究チームは今後、廃棄物として処理されるなどで有効利用されていない資源量を
割り出し、再資源化につなげていきたいとしている。
ソース/読売新聞社
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)