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・ここに示した新聞各社の冬のボーナス(年末一時金)一覧表は、マスコミが報じないため、
まずお目にかかれないものだ。朝日、毎日、読売、日経の大手紙(産経は非加盟)と、各地の
ブロック・地方紙の労働組合が加盟する産別組合、「新聞労連」の内部資料に、本誌の独自
取材を加えた。
ボーナスの額を比べると歴然である。毎日の回答額は35歳モデルで100万円を切る87万円。
一方、日経は30歳モデルで126万6千円と、年齢差を無視した単純比較でざっと40万円、
年齢差を考慮した実質格差は50万円近くに達する。
ちなみに新聞労連非加盟の産経も、夏期は37歳で84万3千円と毎日並みだった。一般の
大企業の今冬ボーナスが平均82万円(日本経団連調べ)。それに比べて毎日、産経が
低水準とはいえないが、新聞業界というムラ社会では、朝日、読売、日経の「勝ち組」と、
毎日、産経の「負け組」にくっきり分かれている。
勝ち組の中では、日経の40歳171万7千円が頭ひとつ抜け出した。朝日の41歳167万5千円を
上回り、30歳での数字も126万6千円と、読売の同年齢117万5千円を上回っている。
「今冬の最大の話題は、名実ともに日経の首位奪取。日経の30歳支給額が共同の39歳と
肩を並べた。30歳モデルで126万円というのは、驚異的なレベルだ。かつては朝日が断トツ
だったが、部数減、広告減の二重苦で日経の後塵を拝することになった」―大手紙労組の
幹部はこう解説する。
ただし、朝日は、社外秘の「リフレッシュ手当」なる一時金があるともいわれる。さらに、
残業代を含まない月次の本給および家族手当などからなる「基準内賃金」(基本給)を
ベースにして見ると、日経は「3.57」カ月分、朝日は「3.22」カ月分。つまり、月給では
依然、朝日が首位だ。
中京圏のガリバー紙である中日新聞の子会社である東京新聞も、40歳で134万5千円と、
それなりにいい数字だ。同紙はかつて「都新聞」といい、文芸などに独特の強みを持つ
東京ローカル紙だったが、経営難から中日に買収された。(>>2-10につづく)
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