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大阪地裁の法廷で昨年10月、入廷に付き添う大阪拘置所の刑務官を殴って公判前
に退廷させられた無職、文正博被告(45)の初公判が10日、同地裁で開かれた。
文被告は、その際の暴力行為等処罰法違反(常習傷害)罪などの起訴事実を認めた
うえで、拘置所での処遇をめぐって刑務官への不満があったと主張し、「人前で復讐
(ふくしゅう)したかった」と述べた。検察側は「法廷を舞台にした身勝手で粗暴な犯行」
と懲役6年を求刑した。
文被告は、拘置所で収容室の窓枠を壊したとする建造物損壊などの罪に問われて
出廷した前回を含め過去3度、法廷で刑務官や検察官への暴力ざたを起こしている。
この日も刑務官9人が取り囲む「厳戒法廷」。横田信之裁判官から前回の暴行を
問われ、「今日は大丈夫です」と宣言。だが手錠を外された後は、両脇の刑務官に
腕を押さえられたまま被告人質問に答えた。
ソース(朝日新聞) URLリンク(rss.asahi.com)