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白馬村の白馬岩岳スキー場で９日、韓国・ソウルのケーブルテレビ局がスキー番組の撮影を始めた。
若者に向け、同国には少ないという天然雪で滑るスキーの魅力や、地球温暖化の問題を伝える内容だ。
アジアやオーストラリアなどで白馬の知名度は上がっており、村は期待しながら見守っている。
テレビ局のスタッフや、一般スキーヤー、タレントら計約３０人が８日に来日。長野市で善光寺などを撮影し、
９日は、約１２００人の応募者から選ばれた上級者８人が同スキー場を滑走する場面を撮影した。
番組は、テレビ局とスポンサーのスポーツ用品メーカーが企画。
昨年初めて長野市の戸隠スキー場で撮影しており、今年はロケ地に白馬を選んだ。
同テレビ局に県内スキー場を紹介している長野市スキークラブの宮崎治夫事務局長（５８）は
「一地域でなく、県全体をＰＲすることが大切だと思う」と力を込める。
２年前から韓国でタレント活動を続け、今回の番組で司会を務める佐川純子さん（２２）は
「韓国内ではスキー人気が定着しつつあり、日本のスキー場についてよく質問を受ける」。
韓国スノーボード代表チームの女子選手（１９）は「景観を楽しみながら天然雪を滑ることができ、楽しめた」
と話していた。
同テレビ局によると、映像配信の加入者は約１９００万世帯。
１０日まで村内のスキースクールや飲食店などを撮影し、計２時間の番組を前後編で、
今月下旬に放映する予定という。
白馬商工会によると、村内に宿泊した韓国人観光客は２００６年、延べ約１万４２００人で、
外国人観光客全体の４３％を占め最多。増加傾向のオーストラリア人に比べると横ばいだ。
白馬村観光局の加藤潔次長は「番組を通じ、韓国の若者たちに白馬村の魅力が伝われば」と話していた。
信濃毎日新聞
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