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★先進国19か国中、医療大国1位は仏、2位は日本
・英国の研究チームが先進国19か国を対象に行った回避可能な死に関する調査
結果が8日、米医療経済・政策専門誌「Health Affairs」の1・2月号に掲載された。
それによると、適切なタイミングで効果的な医療を提供している国の1位はフランス、
2位は日本だった。一方、米国は最下位に沈んだ。
研究を行ったのは、ロンドン大学衛生熱帯医学校(London School of Hygiene and
Tropical Medicine)の研究チーム。チームは、2002-2003年の間に、適切な
タイミングで効果的な医療が施されれば死を回避できた75歳未満の人の死亡率を
調査した。
その結果、1997-1998年時点から回避できる死の割合が大半の国で平均16%
低下している中、米国だけがわずか4%の低下にとどまったことが判明。仮に
米国が上位3か国と同水準の医療を提供していたとすれば、年間10万1000人の
死が回避できたと研究は指摘している。
研究に出資した非営利組織Commonwealth FundのCathy Schoen上級副社長は
「米国が大きく遅れをとっていることは驚くべきことだ。ほかの国は米国よりずっと
少ない資金しか投入していないにもかかわらず、回避できる死の割合が急激に
低下している」と述べた。
研究の主著者Ellen Nolte氏は「米国以外の国では大幅に改善していることは特筆
すべきことだ」と語っている。
19か国の順位は上位からフランス、日本、オーストラリア、オーストリア、カナダ、
デンマーク、フィンランド、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、オランダ、
ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、英国、米国と
なっている。前回調査で、米国は15位だった。(
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