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★暴力団情報提供に1グラム純金賞状 京都府運動推進センター
・京都府暴力追放運動推進センター(柏原康夫理事長、京都市上京区)は、暴力団
犯罪の被害者が勇気を持って事件を申告したり、事件情報を通報するなどして
暴力団排除活動に貢献した市民をたたえようと、純金を使った名刺サイズの賞状
「ゴールデン武士(もののふ)賞」の贈呈を決めた。
センターは、暴力団関係事件の被害者救済のため、2週間以上のけがを負ったり、
被害額30万円以上の建造物や器物の損壊を受けた市民を対象に見舞金を贈って
いる。しかし、これらの基準に満たない暴行や脅迫などの被害者、警察への通報
などで暴力団排除に取り組んだ市民を顕彰しようと、武士賞をつくった。
授賞の対象者は、新聞記事を基に、京都府警に問い合わせるなどして決める。
賞状は「名実ともに暴力団対策上の金メダルとして常に身につけてほしい」との
思いから、純金1グラム(3000円相当)の金箔(きんぱく)で覆った名刺サイズにした。
「正義を貫く勇気ある行動を示された。現代の武士として、その勇気をたたえる」と
記されている。
すでに、中京区の繁華街で昨年11月に起きた刃物を使った殺人未遂事件で、逃走
する容疑者の男を110番通報しながら追跡した男性をはじめ3人への贈呈が
決まっている。
府暴力追放運動推進センターは「暴力団被害から逃げたり、泣き寝入りしない社会を
つくるためにも、積極的に顕彰したい。暴力団排除意識をさらに高めてほしい」としている。
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