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日本の捕鯨推進派が、オーストラリアは人種差別国家だと非難するビデオをYouTubeに投稿した。
忌わしいクロナラ暴動(注1)の映像を使っている。
10分間のビデオは英語と日本語の字幕で、オーストラリア人は白人優越主義、排外的民族主義、人種
差別イデオロギーに染まっており日本人に偏見を持っていると非難している。
そこには殺されるディンゴの実態や小型トラックにワラビーを叩きつけて殺している子供、そしてオース
トラリア人と思われる男性がカンガルーの母親のお腹の袋から赤ちゃんカンガルーを取り出して足で踏
みつぶすという恐ろしいグラフィック映像が映し出されている。そしてまた、クロナラ暴動で怒った若者
が激しく襲いかかっている有名な映像も再現している。
次のビデオ「白豪主義オーストラリアと反捕鯨」を見てください。(10分)
URLリンク(www.youtube.com)
このビデオは捕鯨問題を通じて今にも日豪間の緊張をヒートアップさせそうだ。
「オーストラリア人は人種差別イデオロギーを正当化するのにクジラを使ってはならない」と、ビデオで
言っている。「オーストラリア人は日本人に対する偏見と差別意識を捨てなければならない。外国人
嫌悪と白人優越主義が露呈したクロナラの人種暴動を忘れてはならない。 次に犠牲になるのは日本
人なのか?」。
さらに、かつての白豪主義と先住民族の不遇を批判している。「アボリジニとアジア人は未だに下等市民
という扱いだ」と言う。ビデオは、ミンククジラの商業捕鯨再開を支持すると結んでいる。
「鯨肉を食べるのは野蛮ではない。ミンククジラは少なくとも数十万頭生息しており絶滅の恐れはない。
ミンク捕鯨は持続可能である」。
日本の捕鯨船団は最大935頭のミンククジラと50頭のナガスクジラの捕鯨を目指して現在、南氷洋にいる。
オーストラリア政府は捕鯨一切を容認しないことを明らかにしている。「オーストラリア政府を脅せば捕鯨
反対を変えさせられるなどと考えるのは全くの間違いだ」と、政府スポークスマン。
(以下略。なお>>2-5に続く)
豪デイリー・テレグラフ:URLリンク(www.news.com.au)