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杉並区立和田中の夜間塾「夜スペ」、都教委が再考求める
東京都の杉並区立和田中学校が計画している進学塾講師による「夜間塾」について、
「公教育の観点から疑義がある」として都教委は7日、区教委に再考を求めた。
区教委は「教育の地方自治分権が求められる今日、残念だ」と反発している。
「夜スペ」と題された和田中の試みは、平日午後7時以降、大手進学塾「SAPIX中学部」の
講師が2年生を対象に指導する。保護者らでつくる「地域本部」が主催し、参加費はSAPIX
の
正規授業料の半額程度。リクルート出身の藤原和博校長らが教材づくりに協力する。
都教委は(1)希望しても受けられない場合があり、機会均等の確保に疑問がある
(2)特定の塾が学校を利用して営利活動をしていると疑われかねない
(3)教材づくりに教員がかかわり公務員の兼業兼職の疑いがある―と指摘。
7日、区教委の井出隆安教育長らを都庁に呼び、文書で再考を求める指導をした。
これに対し、杉並区教委は「理解不足の子には補習をするなど機会均等は確保されている。
学校でなく支援団体が実費のみを支払うという点でも、非営利性に反していない」と話している。
朝日新聞 asahi.com(2008年01月07日20時25分)
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