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★外国人の地方参政権法案、民主内で再提出の動き
永住外国人に地方参政権を付与する法案を巡り、民主党内で次期通常国会に
再提出を目指す動きが活発化してきた。
地方参政権付与は公明党が強く求めており、「参院に民主党が法案を提出し、
公明党に賛成を呼びかければ、与党の分断を図ることができる」との狙いからだ。
ただ、党内の保守派議員は「憲法上も、国のあり方という観点からも、
絶対に認められない」として阻止する構えだ。
民主党は、同法案を1998年と2000年の2度にわたって衆院に提出したが、
いずれも成立せず、廃案となった。一方、公明党は05年に衆院に
「永住外国人地方選挙権付与法案」を提出、今国会でも継続審議になっている。
自民党を中心に慎重論が根強いことが背景にある。
民主党の川上義博参院議員は、党内の有志議員に呼びかけ、民主党案の再提出を
目指す議員連盟を近く結成する方針だ。今回の法案には、相手国で外国人に対する
選挙権を認めている場合にのみ、その国の国籍を持つ人に選挙権を付与する
「相互主義」を新たに採用することを検討している。「公明党案にも、当分の間は
相互主義をとることが盛り込まれており、公明党も民主党案に反対できなくなる」との判断がある。
民主党の小沢代表は、「一定の要件のもとに地方参政権を与えるべきだ」と
主張してきた経緯がある。川上氏らは、党執行部の賛同を得て、参院先議で
法案を提出したい考えだ。
これに対し、党内の保守派議員は「選挙権は、日本国籍を有する者に対してのみ
保障されている。政局的な狙いから、『国のかたち』をゆがめるべきではない」と反発している。
讀賣新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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