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虫歯治療などの際、詰め物と一緒に氏名や生年月日などの個人情報を登録した
ICタグを埋め込み、将来は携帯電話などで情報を読み取って個人を識別する
認証システムの実用化に東北大の研究チームが取り組んでいる。
研究に当たる堀内博名誉教授と歯学研究科(渡辺誠研究科長)の石幡浩志助教は、
患者の取り違え防止や自分の口元に近づけたときだけ動作する携帯電話の
開発につなげたいとしている。
実用化にはICタグを誤って飲み込んだ際の安全性の確保、人体に埋め込むことの
是非など倫理面での議論も必要になりそうだ。
ICタグは情報を登録する集積回路(IC)とアンテナを組み合わせ、外から
微弱な電波を当てて情報を読み取る技術で、物流などの分野で利用されている。
石幡助教らは治療で歯を削った際にできる空間に着目。実験では縦約8ミリ、
横約3ミリ、厚さ約2ミリのICタグをイヌの歯の中に収めた。情報は
3センチ程度離れても読み取れたという。
石幡助教は「ICタグは歯の中に埋めるため、生体の拒絶反応などは起きない。
携帯電話を利用するときの“鍵”にも使えるなど応用範囲は広い」と話している。
研究成果は米国の電気電子学会の論文誌に掲載された。
*+*+ 産経ニュース 2008/01/05[16:38] +*+*
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