08/01/06 20:57:13 tkSHcELu0
オーストラリア、中国を真似てインターネットの検閲開始
オーストラリア政府は、世界でも稀な全面的なインターネットの検閲の導入で中国の政策
を真似ることを明らかにした。
11月のオーストラリア総選挙に先駆けて、労働党は前政権の子供を有害なコンテンツから
守りたいという親のために全世帯にNetNannyペアレントコントロール・プログラムを無償
配布するという政策では不十分だとして、インターネットへの検閲導入の政策(プレスリ
リース)を発表していた。
選挙の直前の週になっても労働党の候補者は検閲への懸念に対して、問題の法案は国民全
員に検閲を強制するものではなく、検閲済みの情報を受け取るのはオプトイン(明示的に
参加に同意)したユーザーに限られるとしていた。ところが今日のテレコミュニケーショ
ン担当相Stephen Conroyの発表によると、検閲は義務的で、ただし国民はオプトアウト
(明示的に参加を拒否)することはできるという。こうなると、問題は、オプトアウトす
るユーザーには「なぜそうするのか」という疑問が突きつけられることになり、オプトア
ウトしたこと自体で政府の監視対象となる可能性が出てきかねない。
オーストラリア政府が検閲の対象とするのはポルノと不適切なコンテンツだという。X指
定のハードコア・ポルノとオンライン・カジノ、人種差別的など特定の過激な主張、R指
定のコンピュータ・ゲームがオーストラリアでは禁止されている。BitTorrentが標的にな
りそうだ。現行法で規制対象のコンテンツの一部は個人の使用に限ったダウンロードなら
合法的な場合もあるのだが、共有目的のダウンロードとなるとそうはいかなくなる。「不
適切なコンテンツ」なるものがどの範囲まで拡大されるのか、限度は不明だ。たとえば政