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■苦しむ人救う「一日独裁者」 主婦(宮城県柴田町52歳)
・「独裁者になりたいよ~」 テレビでニュースを見ていると、つい叫んでしまう。そんな私が2008年、
ついに念願の「一日独裁者」になりました。仕事場をのぞいてみましょう。
「薬害肝炎は一律救済の芽はでてきましたが、原爆症の方々にも同様の措置をとりなさい」「中国
残留孤児の方々は誤った国策の犠牲者。裁判なしで、急いで救済しなさい」「おにぎりが食べたいと
いう遺書は哀れすぎる。生活苦から保護を求める人には給付しなさい」「年金記録照合に何年も
かかる?フリーターをたくさん雇い手伝ってもらいなさい」「拉致被害者ご家族の辛い思いが長すぎる。
独裁者会談をして、私が全員連れ帰る。日本の強制連行の賠償が先だって言われる?じゃ、お金を
たくさん用意して」
側近たちは「国庫にゆとりがありません」と抵抗します。でも独裁者はにこり、「友人のビル・ゲイツと
イチロー、松坂、トヨタ自動車の渡辺社長に連絡してください。みなさん困っている人の役に立ちたくて
うずうずしています」
さて2008年、苦しむ人を見捨てない政治家が現れることを願っています。(一部略)
※2008.01.01朝日新聞「声」欄より
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