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食乱 何たべてるの 第一部<4>
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東京・新宿の商店街のはずれ。古いビルの一階に、配達専門の弁当店があった。
大手スーパーの水産物担当だったAさん(50)が、十七年前に「脱サラ」して始め
た店だ。
(略)
食材のコストを抑えつつ、作業効率も考えながら、おかずの品数をそろえなけれ
ばならない。そのために「どうしても冷凍物の比率が高くなる」とAさんは話す。
野菜ではインゲン、ホウレンソウ、カットニンジン、ミックスベジタブルなどほとん
どは中国産だ。エビのブロックはタイ産。冷凍庫から出してすぐに揚げられるチ
キンカツも中国もの。一方、ダイコンやヒジキなど煮物、サラダ、茶わん蒸しなど
は自前で作る。米も国産のコシヒカリだ。
「安くておいしくなければ、お客さんは離れてしまう。でも、食材費を売り上げの
30%以内に抑えないと採算が合わない。その中で、手間をかければおいしい
もの、コストが大幅に安くなるものは自前で作る。味が変わらないものは、でき
合いのメーカー物を使う」
(略)
このところの「中国不信」が、宅配弁当の敬遠につながることを、Aさんは恐れ
る。弁当には、食材の原産地表示は義務づけられていないが、配達先で「中
国野菜を使っているの?」と尋ねられることが増えたという。
「聞かれれば説明するが、メーカーが検査して安全性を確かめているのだから、
うちのような零細業者は信じて使うしかない。『中国食材抜き』なんて考えられ
ない」(後半部略)
★1(01/03 19:14) スレリンク(newsplus板)