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アフガニスタンでの「テロとの戦い」をめぐり政府・与党が年明けから、北大西洋条約
機構(NATO)との連携強化に乗り出すことが2日わかった。福田康夫首相の出身派閥・
自民党町村派の中川秀直元幹事長が4月にも切り込み隊長として英国などNATO加盟国
を訪問し、NATO本部が置かれるブリュッセルにも足を運ぶ方向で調整している。
中川氏は英国などを訪問する際、NATOが中軸をなすアフガンでの国際治安支援
部隊(ISAF)について意見交換する予定で、ISAFへの日本参加を視野に入れた論議
が熱を帯びそうだ。
中川氏の訪英は、昨年11月にメンバーが訪日した英国王立統合防衛安全保障
研究所(RUSI)からの招待によるもの。同氏には、町村派所属議員数人も同行する
方向で、日本のISAF参加や、11月に大統領選が行われる米国の新政権との連携に
ついてRUSIなどと話し合う予定だ。
ISAFをめぐっては、民主党の小沢一郎代表が昨年10月に月刊誌「世界」に掲載した
論文で、「政権を取れば参加を実現したい」と表明した。これに対し政府は「自衛隊が
(ISAFに)入るのは憲法で規定する問題につながる可能性もあると懸念している」
(福田首相)として慎重姿勢を示していた。
しかし、政府部内では、国際貢献するために、外務省を中心に「ISAF参加への道を
残しておくべきだ」とする声は根強い。石破茂防衛相は昨年12月、記者団に「(ISAFの
活動は)治安維持ということもあり、論理的にまったくないとは思わない」と述べ、合憲と
なる可能性を指摘した。政府筋も「(反政府武装勢力の)タリバンが『国または国に準ずる者』
ではないと認定できれば、ISAFへの参加も可能になる」と説明している。
これまでに、複数のNATO加盟国が外交ルートで日本のISAF参加を打診し、
政府高官は「航空自衛隊がイラクでの輸送業務の拠点としているクウェートから、
アフガンの首都カブールまで輸送することも検討する」と話している。
(以下略)
ソース(MSN産経ニュース)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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