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ペットブームの裏で、一部の無責任な飼い主に捨てられ、飢えや病気に苦しんでいる猫たち-。
そんな不幸な猫を増やさないため、鳥取市扇町の自営業、朝倉正康さん(58)、弘美さん(50)夫婦は、
野良猫や捨て猫の捕獲や不妊手術を行い、里親を探す活動を10年以上続けている。
人間と猫との共生の道を地道に模索してきた夫婦だが、今後は活動の輪を自治会や行政にも広げたい考えだ。
午後七時、県中部の大型駐車場。暗がりの中で首輪のない猫が一匹、こちらの様子をうかがっていた。
弘美さんは、鳥取・倉吉市内の女性会社員の仲間二人と合流。早速、缶詰を入れた捕獲器を置いて、建物の陰に身をひそめた。
捕獲器を移動させながら待つこと二時間。猫は気配を感じたのか草むらに隠れた。
「野良猫は警戒心が強い」と弘美さん。捕獲は翌日に持ち越された。
朝倉さん夫婦は、鳥取市内や中部地区をエリアに、住民などから相談を受け、
捨て猫や野良猫を引き取ったり捕獲したりしてきた。
繁殖を抑えるため自費で動物病院で不妊手術やワクチン注射を行い、
新聞広告などで里親を呼び掛ける活動に取り組んでいる。
これまで捕獲し不妊手術した野良猫は四百七十五匹に上る。このうち百五十二匹が新たな飼い主のもとで生活。
病気や高齢の猫は朝倉さん夫婦が飼育しているほか、地域住民が餌やりや排せつ物の処理などを続けているケースもある。
十二年前、朝倉さん夫婦は、自宅近くの駐車場で子猫を拾った。
以来、捨て猫や野良猫を見かけては餌をやるようになったが、子猫が生まれるなど数が増加。悩んだ末、不妊手術をする道を選んだ。
「猫にとっては罪なことかもしれないが、今の社会で人間と猫が一緒に生きていくためには仕方がない」。
正康さんは自分に言い聞かせた。
ソース(>>2以下に続きます)
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