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■貧困ビジネス=下流食いビジネス花盛り
そんな状況では、急病とか事故とか何かトラブルがあると、医者にかかる費用どころか、
生活費も滞ってしまうので、Aさんはどうするのだろうか?
「そんなときには、派遣会社系列のローン会社にお金を借ります」 ということだが、
人材派遣業務だけではまだ足りずに、ローンで借金漬けにして、暴利をむさぼろうという魂胆が見え隠れしている。
現在、身分や収入が不安定な派遣労働者やフリーターなど非正規労働者たちから搾取しようとして、いろいろな “貧困”ビジネスが
はびこっているのだ。特に、消費者金融などのローン会社やパチンコなどの娯楽会社も、顧客を「低収入の若年男性」にシフトしている。
彼らの不安定な収入では、サラ金に頼らざるを得ないからだ。しかし一度借りると、奈落の底に堕ちる。
例えば、29。2%(サラ金の上限金利)で50万円借りると毎月利息を払っていても、3年後には2倍になっている計算だ。
サラ金にとっては、彼らは永遠に金利を払い続ける「上客」ということになる。
また身分が不安定で保証人がいないと、部屋を借りたくても借りられないので、保証人紹介なるビジネスも登場する。
賃貸契約時に保証人になって、借り主が滞納した際に家賃を保証するシステムだ。その場合、ペナルティとして、借り主本人に、
金利を40%上乗せして請求する。 40%といえば、以前の出資法の上限であり、現在は違法行為なので刑事罰に相当する犯罪である。
これで、巻頭の子どもの言った意味がおわかりだろう。貧乏になればなるほどお金がかかる、
まさに、これが貧困ビジネス=下流食いビジネスなのである。