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・兵庫県三木市の市立小学校の校長が、父親に虐待された同小の女児が児童相談所に
保護されたことをめぐり、その父親の知り合いの市議会議員に、「保護にかかわったのは
養護教諭」と漏らしていたことがわかった。
市教委は今回、学校のトップが養護教諭の職名を漏らしたことで実際に被害が出たことを
問題視。校長の行為が地方公務員法の守秘義務に違反する疑いがあるとして、近く
県教委に報告する。
女児は「しんどい」と言って今年5月ごろからたびたび保健室を訪れ、7月には父親から
虐待されていることを強く疑わせる発言を繰り返すようになった。連絡を受けた児童相談所は
同月、児童に会ったうえで「危険な状態」と判断し、保護した。
保護から2日後の昼ごろ、「子どもに会えなくなった」と父親から相談を受けた市議が、
学校に問い合わせの電話をしてきた。「保護すべきと判断をしたのは誰か」と尋ねたところ、
応対した校長は「養護教諭です。それ以外は言えない」と答えたという。市議はこのやりとりを
父親に伝えた。
父親は校長に「養護教諭に会いたい」「会わせないなら校門の外で待ち伏せする」と電話
してきたという。 その夜、市教委は養護教諭を呼んで教育長も交えて緊急に話し合い、安全を
考えて養護教諭を2日間、自宅待機とすることにした。
1週間後、父親の親族が学校に来て「保健室の先生はあなたでしょう、それともあなたか」と
教員らに聞き回り、養護教諭との面会を求めた。養護教諭は他の教員とともに別の部屋に
逃げ、警察に相談した。
11月初め、父親はオープンスクールの日に学校を訪れ、ビデオカメラで校内を撮影しながら
「保健室の先生はいますかー」と養護教諭を捜した。養護教諭は精神的ストレスや恐怖から
7月以降休みがちになり、11月初めからは自律神経失調症と診断されて休職している。
取材に対し、校長は「守秘義務があるので何も答えられない」。市議は「地域で困っている方
から相談を受け、議員の立場で聞けるものならと思って学校に問い合わせた。慎重に対応
すればよかったと反省している」と話している。(一部略)
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