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政府は27日、外務省の谷内正太郎事務次官(63)の勇退を認め、
後任に藪中(やぶなか)三十二(みとじ)外務審議官(59)=政務担当=を起用する人事を内定した。
来年1月上旬の人事検討会議を経て、15日に閣議決定する。
政府は来夏の通常国会閉会後まで谷内氏を続投させる方針だったが、
定年再延長で在任期間が3年半を超えることなどを理由に谷内氏が固辞した。
外務審議官の後任には佐々江賢一郎アジア大洋州局長が昇格し、同局長には斎木昭隆駐米公使を充てる。
また、加藤良三駐米大使と野上義二駐英大使が勇退し、
後任にはそれぞれ藤崎一郎ジュネーブ国際機関政府代表部大使、海老原紳(しん)インドネシア大使を起用する。
藪中氏は大阪大中退で昭和44年入省。官房総務課長、アジア大洋州局長などを経て
今年1月に政務担当の外務審議官に就任した。
アジア大洋州局長時代には北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日本首席代表を務めた。
現在首席代表を務める佐々江氏を政務担当の外審、過去の日朝交渉で日本側代表を務め、
拉致被害者家族の信任が厚い斎木氏を次期首席代表となるアジア大洋州局長に起用するのは、
福田政権として拉致問題など対北朝鮮政策重視の姿勢を示す狙いがあるとみられる。
勇退する谷内氏は平成17年1月、小泉内閣の官房副長官補から次官に就任。
対北朝鮮強硬派で知られ、安倍晋三前首相が掲げた「価値観外交」などの政策で中心的な役割を担った。
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