07/12/25 14:05:06 nOdbHYDZO
当時のベルギーは、宗主国スペインが衰退して
棚ボタで独立しただけの、貧しく何の取り柄もない国。
そこにルーベンスという画家が現れてヨーロッパを股にかけて活躍し、
ベルギー人はウリナラ同胞の活躍を見て、自尊心が多いに満たされた。
ネロは地道に働くよりも一獲千金を夢見て、絵を描いて暮らし、
そして野垂れ死んだ。
当時のベルギーではネロのようなルーベンス気取りがたくさんいた。
だからヨーロッパ人が見ると、「ルーベンスなんか夢見てないで
地道に働け」という感想を持つ。
日本人はそんな背景を知らないし、
かつての貧しさに負けた仲間を追悼する、あるいは辛かった時代を克服した喜びを噛み締めるという、
おしんや火垂るの墓みたいな感想を持つ。