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前橋市荒牧町の群馬大荒牧キャンパス（本部）で、カルト集団とみられる若い男女らが学生に
対して合宿と参加費などを強要するケースが相次ぎ、群大が学生に二度にわたって掲示や
ホームページ（ＨＰ）で注意を呼び掛けていることが二十三日、明らかになった。この男女らは
身分を明かさずにニックネームで呼び合い、一人暮らしの学生のアパートにも押し掛けている
とみられ、首都圏のほかの大学で問題化している海外のカルト教団との共通点もある。
群大が関係者から得た情報によると、最初の動きが確認されたのは七月ごろ。若い男女らが、
三、四人とされる男子学生に対し、ボランティアやサークル活動のような名目で、茨城県方面に
約四十日間にわたって合宿するように強要した。その際、約三万円の参加費も出させようとした
という。
さらに男子学生たちにほかの学生を勧誘するように強要もしたという。現時点で、合宿への
参加や費用の支払いなど具体的な被害は把握されていない。男女らは氏名や学部などを
明かさないために群大の学生ではない可能性が高い。
これを受け、群大は十月二十五日付の文書で、学内で学生にボランティアやサークル活動の
勧誘をする際、学生証などの提示を義務付けた。
ところが、十一月ごろにも、今度は前橋市内の、学生が多いアパートに若い男女らが押し掛け、
合宿への参加を強要するケースが発生。群大は合宿を強要する手口から、七月ごろに問題と
なった同じ若い男女とみている。
事態を重くみた群大は今月五日付で再度文書を出し、カルトとみられる団体が学生のアパート
まで押し掛けている現状を警告した上で「強い意志で断ってほしい」と呼び掛けている。
群大の学生支援課は「大学側が注意を呼び掛けたので、カルトとみられる団体は学外の
アパートへ標的を移したのではないか。親元を離れた学生を狙っているとみられ、身分も
明かさずに、不可解な合宿を強要する行為は見過ごせない」と強調している。
（以下略、全文はソース元でご確認下さい）
ソース（東京新聞） URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)