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家電量販店などで米アップルのパソコン(PC)「Mac(マック)」と、マイクロソフトの
基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」をセットで販売する動きが広がっている。
マックは専用のOSだけで動く純血主義を貫いてきたが、今年10月発売した新OSは
ウィンドウズでも動作する仕様に変更。デザイン性などで評価の高いマックに、
事実上の世界標準OSであるウィンドウズを組み合わせれば販売増が期待できると
店側が判断したためだ。
実際、新OS発売以降、デスクトップPCでマックのシェアは倍増しており、PC年末商戦は、
OSの垣根を越えた新たな展開をみせている。
ビックカメラは、先月からマックとウィンドウズの最新OS「ビスタ」をセットで購入すると
2000円割り引くキャンペーンを展開。「非常に好評なので来年も続ける」(ビックカメラ広報部)という。
秋葉原のある大手パソコン専門店は、店舗入り口にマックPCとビスタをセットで
購入するとビスタの価格を大幅に割り引くことをアピールする展示をしている。
(中略)
そもそもマウスを使って直感的に操作できる簡単さはウィンドウズよりもマックが先駆け。
アップルは1980年代に登場したウィンドウズの操作性について、マックOSをまねたとして
マイクロソフトを著作権侵害で提訴。最終的にアップルは裁判に負け、そのうえシェアを
ウィンドウズに奪われて経営危機に陥った。
以降、両社は因縁のライバル。現在のOSシェアはウィンドウズが世界で90%以上なのに
対し、マックOSは6%程度とその差は歴然だが、家庭用PCの世界でウィンドウズに
対抗しているのはマックOSだけだ。
そのアップルが新OSと併存するという条件付きながら、事実上ウィンドウズにマック本体を開放。
マックは欲しいがウィンドウズが動かないために買えなかった人にとっては、購入の
動機付けになり、事実「ウィンドウズPCからの乗り換えが増えている」(アップル広報部)という。
(後略)
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