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ショウジョウバエが幼虫からさなぎになる時期を決定するのに、「Blimp―1」と
呼ばれるタンパク質が重要な役割を果たしていることを、岡山大大学院自然
科学研究科の上田均教授(49)=発生生物学=らのグループが発見し、この
ほど米科学誌に発表した。Blimp―1は人間の体内にもある生物の細胞分
化に関与するタンパク質。昆虫の変態への影響が分かったのは初めて。
上田教授らは、昆虫の変態時期を決める物質特定のため、遺伝子操作した
ショウジョウバエで実験。変態期初期に発現するBlimp―1が体内から消える
時期を遅らせた幼虫は、さなぎになる時期も遅れることを確認した。
上田教授は「変態の過程には多くの物質がかかわり、Blimp―1の関与は
機構解明への端緒。他の物質の研究も進め、生物の変化の時期が決まる
『タイマー機能』の仕組みを明らかにしたい」としている。
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