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昨年11月、119番通報を受けた福島県須賀川消防署で、仮眠していた新任の救急隊員が
寝過ごしたため現場到着に10分近く遅れ、急病の30代男性が死亡していたことが20日、
分かった。到着時、男性はすでに心肺停止状態で、蘇生(そせい)措置を施したが須賀川市内
の病院で死亡が確認された。出動遅延と死亡の因果関係は分かっていない。鈴木哲司署長は
「大変申し訳なく思っている」と話した。
同消防署によると、昨年11月3日午前4時51分、須賀川市の女性宅から「夫がうめき声を
上げ、苦しんでいる」と119番を受けた。1分40秒ほど状況を聴いた後、4時53分に出動を
指令。警備勤務職員が、仮眠室で寝ていた救急隊員3人を起こしたが、うち新任隊員1人が
起きてこなかった。
通常、指令から1、2分で出動できるところ、約8分遅れた5時3分に出動した。同署から女性
宅までは約5キロで、5時8分に到着したという。
同署は出動遅延について、「寝ていた救急隊員と起こした警備勤務職員の双方が新任だった
ことなどが要因」と説明。再発防止策として、新任の1年間はベテラン職員との2人体制で指導
監督を強化したほか、今年4月に稼働した新指令管制システムにより、仮眠室でも出動指令を
聞けるようにした。
鈴木署長は昨年11月中旬、同署を訪れた女性に事情を説明し「隊員が寝過ごし現場に遅れた
ことは事実。大変申し訳ない」と謝罪したという。
当日勤務していた当直長ら4人が文書訓告、署長と副署長、当直長の3人は口答訓告の処分
を受けた。
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