07/12/21 12:59:38 nUQBYYT60
宮内「ふむ・・・生きているのが不思議な程だな・・・
宮内「聞こえるか? 派遣労働者よ
労働者「・・・貴公らが敗れるのも時間の問題だな
宮内「我がオリックスにとって日本の覇権など些細な問題に過ぎん。それを知らぬ訳ではあるまい?
労働者「・・・日増しに高まる民衆の不満を抑え切れない様だな・・・?
宮内「所詮、労働者は我々と違い劣等民族だからな。彼らには少々荷が重過ぎたという事だ
労働者「金で人を縛り付ける、そうしたオリックスのやり方に問題がある・・・そうは思わないのか?
宮内「縛り付けた覚えなどないな。彼らは金で支配されることを望んだのだ
労働者「望んだだと?
宮内「そうだ・・・世の中を見渡してみろ。どれだけの人間が自分だけの判断で物事を成し遂げるというのだ?
自らの手を汚し、リスクを背負い、そして自分の足だけで歩いていく・・・
そんなヤツがどれだけこの世の中にいるというのだ?
労働者「・・・・・・
宮内「貴公らの組合活動を思い出してみよ。貴公らが汗を流し、命を賭けて守った民はどうだ?
自分の身を安全な場所に置きながら勝手な事ばかり言っていたのではないのか?
労働者「彼らは自分の生活を維持するだけで精一杯だったのだ・・・
宮内「いや、違う。被害者でいる方が楽なのだ。弱者だからこそ不平を言うのではない
不満をこぼしたいからこそ、弱者の立場に身を置くのだ。彼らは望んで『弱者』になるのだよ
労働者「馬鹿な・・・人には自分の人生を決定する権利がある。自由があるのだ!
宮内「わからぬか! 本当の自由とは誰かに与えてもらうものではない。自分で勝ち取るものだ
しかし、民は自分以外の誰かにそれを求める。自分では何もしないくせに権利だけは主張する
救世主の登場を今か、今かと待っているくせに、自分がその救世主になろうとはしない。それが民だッ!
労働者「人はそこまで怠惰な動物じゃない。ただ、我々ほど強くないだけだ
宮内「・・・労働者よ、貴公は純粋過ぎる。民に自分の夢を求めてはならない。支配者は与えるだけでよい
労働者「何を与えるというのだ?
宮内「支配されるという特権をだッ!