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週刊ダイヤモンド 2005/09/17 URLリンク(up2.viploader.net)
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【トップは驚きの高額報酬】
ジャスラックが年間に集める著作権使用料は1000億円。そこから管理業務の手数料を差し引き、残りを会員に分配する仕組みになっているが、この業務手数料の使途には疑問視すべきものがいくつかある。
その最たるものは幹部報酬だ。小野清子・前理事長の当時の年収は3565万。ほかの公益法人に比べるとベラボウに高い。常務理事クラスですら、2800万円近い報酬を得ていた。
役員の報酬を決めるのは役員報酬審議会だが、6人いる役員報酬審議会の委員全員がジャスラック理事なのだ。
これでは自分の報酬を自分で決めているのも同然である。
【五十年にわたる天下りの歴史 巨大利権の闇はなくならない】
毎年1000億円のカネが集まり、しかも、まともなガバナンスも働かない。
そんなジャスラックを食い物にしてきたのが、文部官僚である。
じつに50年ものあいだ、ほとんど途切れることなく、天下りが続いている。
「ジャスラック・黒い霧事件」
ジャスラックは、著作権使用料から約1億円を簿外処理し、その裏ガネを使って当時の
役員への裏給与や遊興費、文部官僚への接待費などに充てていた。(背任で理事らが書類送検)
「ジャスラック・巨額融資問題」
94年発覚。古賀財団の理事たちは、当時、ジャスラックから78億円を30年間無利子で借り、
財団の土地にビルを建て、ジャスラックを入居させることで家賃収入を得ることを計画。
この不透明な融資にも、旧文部省幹部、OBが深く関与した。
ジャスラックからカネを引き出した当時の古賀財団の理事は、文部省事務次官から文部大臣まで
経験した大物官僚の剣木享弘。
かたや、ジャスラックの顧問だった佐野文一郎も元文部官僚で、「黒い霧事件」でジャスラックから
利益供与を受けた一人。
事件の責任を追及されたが辞任には及ばず、後に事務次官にまで上り詰めた。
「天下り人事の問題、使用料徴収・配分の不透明な実態…。
組織運営のあり方、使用料徴収・配分の実態について、ジャスラックには説明責任がある。
独占の上にあぐらをかくことは絶対に許されない。」