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【ソウル19日共同】韓国大統領選は十九日投開票され、
最大野党ハンナラ党の李明博(イミョンバク)前ソウル市長(66)の当選が確実になった。
経済界出身の初の大統領となり、韓国で十年ぶりの政権交代により保守政権が誕生する。
選挙戦で他陣営から金融事件関与疑惑で激しい攻撃を受けたが、打撃にはならなかった。
来年二月二十五日に就任する。
李明博氏は核廃棄を前提に北朝鮮支援については継続する意向で、南北関係に急激な変化はない見通し。
対日、対米関係も重視し、日米韓の協調体制が強まりそうだ。
今回の選挙は雇用や格差拡大問題が最大の争点で、
李明博氏は盧武鉉政権の失政を訴えて全国的に幅広い支持を集めた。
軍人出身大統領時代から続いたイデオロギーや地域感情をめぐる対立が薄まり、
韓国の政治構造に大きな変化をもたらしたといえる。
選挙戦は終始、李明博氏の独走で、与党系の大統合民主新党の鄭東泳(チョンドンヨン)元統一相(54)と
ハンナラ党を離党した無所属の李会昌(イフェチャン)元同党総裁(72)は大差で敗れた。
李明博氏はハンナラ党を支える保守層のほか、
前回○二年大統領選で盧武鉉(ノムヒョン)氏に投票した若い有権者の多くを取り込んだ。
同党の伝統的地盤の慶尚道地域や大票田のソウル市など首都圏で圧倒的優位を維持、
鄭氏の地盤の全羅道地域でも一定の支持を集めた。
鄭氏は金大中(キムデジュン)、盧武鉉両政権の包容政策の継承・発展を訴えたが支持が伸び悩んだ。
李会昌氏は安保問題を強調し一定の保守票を集めたが、限界があった。
李会昌氏出馬による保守分裂も大きな影響はなかった。
下野新聞
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