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エキスポ死亡事故 元取締役ら3人を書類送検/大阪府警
2007.12.19 17:04
大阪府吹田市のエキスポランドで今年5月、立ち乗りコースター「風神雷神II」が脱線して乗客1人が死亡、
19人が重軽傷を負った事故で、府警吹田署捜査本部は19日、事故の危険性を認識しながら保守点検を
怠ったとして、業務上過失致死傷容疑で、エキスポランド社の伊藤正則・元取締役総括部長(59)と
建部淳・元施設営業部長(65)を大阪地検に書類送検した。
当時社長の山田三郎会長(77)については、伊藤元取締役らから検査を実施したと虚偽の報告を
受けていたとして立件を見送った。
捜査本部は、脱線の原因となった車軸の破断は金属疲労が原因と断定。昨年11月末には肉眼でみえる
大きな亀裂があったが、同社は車体から車軸を抜き取って目で確認する作業も怠っていた。
車軸の検査は建築基準法に定められており、捜査本部は、検査項目を実施しないまま吹田市に異常なしと
報告したとして、同法違反(虚偽報告)容疑で、松田博・元技術課長(58)を加えた3人と法人としての
エキスポ社も書類送検した。
伊藤元取締役らは「このままの検査ではいずれ大事故が起こることは分かっていたが、かき入れ時の
ゴールデンウイークにコースターを稼働させる利益を優先させ、検査を先送りした」と供述しているという。
調べでは、伊藤元取締役らは安全管理を徹底しなければ重大事故が起きることを認識しながらも保守点検を怠り、
漫然と「風神雷神II」を運行。5月5日午後、車両が乗客20人を乗せたまま脱線し、20人を死傷させた疑い。
また、2人は松田元課長と共謀して3月16日、法定検査を実施せずに異常なしとする虚偽の報告書を提出した疑い。
捜査本部は鑑定で、車軸の破断面を分析。事故から約半年前の昨年11月末の時点で、直径の約6割、
外周の約6割に及ぶ大きな亀裂があったことが分かった。
産経新聞
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