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厚生労働省は18日までに、中国・内モンゴル自治区に住む56歳の女性について、
「戦後、中国に残された日本人だ」と断定し、帰国に向けた手続きを始めました。
日本人だと分かったのは、内モンゴル自治区のフフホト市に住む王鳳媛さん、56歳です。
王さんは1951年、福島県から旧満州に移り住んでいた開拓団の家庭に生まれ、
生後まもなく中国人夫婦に預けられました。
両親は1954年、姉とともに最後の引揚船で帰国しましたが、
幼い王さんだけが、そのまま中国に残されたということです。
王さんは、終戦の時点で生まれていたか、母親のお腹にいた、いわゆる「残留孤児」ではなく、
「戦後生まれ」の「残留邦人」だったことから調査が後回しになっていました。
今年になって、日本で姉が見つかったものの、姉がDNA鑑定を拒否したことから、そのままになっていました。
JNNは今年8月、取材で王さんに接触。王さんの姉に「故郷への強い思い」を伝えたところ、
姉の心が動き、DNA鑑定に応じることになり、今回、日本人だと確認されました。
手続きが順調に進めば、来年春にも王さんの帰国が実現するということです。
MBS
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