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県内のスケトウダラ漁の不振が続いている。平成十二年以降、年間漁獲量は百トンを大きく
割り込み、十七年には十三トンまで落ち込んだ。今年も十一月中旬までの漁獲量が六・三トン
にとどまり、回復の兆しは見えていない。
県水産試験場(滑川市高塚、中島員洋場長)によると、県内のスケトウダラは昭和三十年に
二千トンを超すほど捕れたが、四十年代は百トン以下の年が続いた。五十一年から六十一年
にかけ千トン前後が続き、六十二年から再び急速に減った。
タラ汁で有名な朝日町の宮崎漁港では、すでにタラ専門の漁船はなく、ほとんどの民宿や
食堂は県外で捕れたスケトウダラを使っている。
同町宮崎の料理民宿「きんかい」でも北海道や秋田、新潟で捕れたスケトウダラを魚津漁港で
仕入れている。経営者の水島胤昭さんは「昔と違い、県産を使うことはなくなった」と話す。同
試験場漁業資源課の井野慎吾主任研究員は「現状では漁が成り立たず、市場に出回ることも
ないだろう」とみる。
全国的にも漁獲量は減少し、過去の乱獲が原因とみられる。昭和四十五-平成四年度は
総漁獲量八・四万-一六・三万トンの範囲で増減を繰り返したが、五年度以降急減。生息が
推測される量(資源量)も能登半島沖から北海道沖にかけての日本海北部は二年前後には
七十二万―八十七万トン弱だったが、昨年当初時点では十四万七千トンまで減少した。
水産庁は昨年、漁獲量の大幅な削減や禁漁の検討が必要とする報告をまとめた。
資源保護のためには現在の漁獲量を半減させるなど厳しい規制策や禁漁措置が必要と
される。井野主任研究員は「今後、漁獲量が一時的に上向くことはあっても、以前の高い
水準に戻る可能性は少ないのではないか」とみている。
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