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依存性の高い向精神薬「リタリン」の事件が相次いでいる。
東京都渋谷区の歯科医師が今月12日、ニセの処方箋を使って、調剤薬局からリタリン
256錠を不正に入手していたことが発覚した。処方箋にはいつも同じ20代の女性を患者
として記載し、その女性を伴って薬局に現れていた。
リタリンは、うつ病や睡眠障害の治療に効果があるが、うつ病患者でも依存症になる
危険性がある。爽快感や高揚感が得られることから“合法覚醒剤”として、2000年頃か
ら急激に広まった。乱用の背景に何があるのか。
「うつ病のような気分障害患者が激増したこともあるが、簡単に処方箋を出せることか
ら、売人まがいの悪質な医師の存在も増えているんです」(医療関係者)
リタリン乱用で医療施設に入通院した患者の70%は医師が処方したリタリンで“中毒
”となった。
ネットには、入手ルートの情報交換や転売情報があふれている。
9月18日に、新宿・歌舞伎町の心療内科診療所「東京クリニック」が立ち入り検査を
受け、10月31日には江戸川区の「京成江戸川クリニック」院長が逮捕された。
「どちらの院長も、リタリンを簡単に処方する医者として、ネット上では有名でした」
(捜査事情通)
問題に手を焼く厚労省は、10月26日に、うつ病をリタリンの適応症から削除し、処方
できる医療機関を登録制にして流通を制限することを決めた。また、薬物依存相談につ
いては、「本人や家族が相談に来ても警察に通報することはない」とのガイダンスを作
成、自治体などに配った。
ここまで汚染が広がっているとは、オドロキだ。
【2007年12月14日掲載記事】
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