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>>1の続き
■ネットの機動力
産経新聞は今年1月13日付朝刊で、民主党の小沢一郎代表の資金管理団体の平成17年の
事務所費が約4億1500万円に上ることを報じた。記者も同日のブログに「民主党・
小沢代表の事務所費について思うこと」という記事を投稿し、この団体が小沢氏に
多額の借金をし、利子を払っていることなどに疑問を呈した。すると、すぐにこんな
コメントが届いた。
「産経の13日の朝刊より1日早く、小沢氏の高額な事務所費について注目していた
その筋では有名なサイトがある」
そのサイトを見てみると確かに小沢氏の事務所費問題について、いろいろな角度から
指摘がなされていた。小沢氏が提出した17年分の政治資金収支報告書には当初、実際
には存在しない住居表示・地番が複数書かれていたが、この点についてもネットでは早く
から疑問の声が上がっていた。
驚いたのは、複数のネットユーザーが実際に法務局に赴いて登記簿を上げ、現地調査
を行っていたことだ。その結果、収支報告書に記載された地番には小沢氏が説明した
「秘書の寮、共同作業場」は見つからず、小沢氏に厳しい視線、批判が向けられていた。
不特定多数のネットユーザーの機動力が発揮された好例であり、ユーザー同士の情報
共有にも成功しつつあると感じた。新聞は、ネットの情報力を取り込まないと生き残れ
ないという思いを強くした瞬間だった。
(続く)