09/06/05 14:57:24 MhahVpMG
「…は~をヒットさせた、~を育てた」などというインチキ伝説に関する面白い話
Aというバンドのシングルに大きなCMのタイアップが決まった。
タイアップの効果は大きくシングルは大ヒット。
その後のAのブレイクのきっかけになった。
Aの担当、B氏は「オレが決めたタイアップでブレイクした」と鼻高々。
社内でもBは「Aを育てた人」と言われるようになった。
ところが、このタイアップ、実は、Aの所属事務所の社長が、
以前から懇意にしている広告代理店局長と画策したもの。
Bは、事務所社長に言われたとおりに、単に音源を代理店局長に届けただけ、だった。
たまたま代理店に出入りしていた、ちょっと有能な若手社員(ゴマすりだけで出世している
Bが大嫌い)が、
この実情を聞き付けて社内で吹聴。多くの社員は納得した。
日頃から仕事ができず、社内でゴマすりしてるだけのBが、ヒットなど作れるわけがない。
やっぱり、そういうことだったのね、と影で嘲笑されるようになった。
これに対して「いや、オレが音源を届けたことでタイアップが決まったんだ。
あのヒットはオレが作った」と言い張るB。
この話を聞いたAの所属事務所社長は、大笑いしながらこう言った。
「音源を届けた人が、タイアップを決めたことになるなら、
日本中のタイアップは宅急便のお兄ちゃんが決めている、ということになっちゃうねえ」
社内でささやかれている「…は~を育てた」などという伝説は、ほとんどがこのレベル。
よその人が決めたことを、あたかも自分が決めたかのように勘違いさせるため
いかに会議で演出、発表するか、に出世をかけているバカがたくさんいる。