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★アッコ、ラップと強力タッグでヤキ入れ！？
芸能界の“ゴッド姐ちゃん”こと歌手、和田アキ子（５４）が人気ラップユニットと組み、新境地
に挑んでいる。故レイ・チャールズを敬愛し、ソウルやリズム＆ブルースの歌い手として
屈指の存在の和田。しかし、ここ数年ＣＤセールスでは苦戦中。芸能界のご意見番役を
封印し、ヒットを飛ばせるか…。
和田の歌唱力は「ＮＨＫ紅白で、あの（歌のうまい）天童よしみをしのぐ声量だった」（音楽記者）
と実力は改めていうまでもない。しかし、７０年代の歌謡曲全盛期はともかく、彼女に期待
されているのは歌よりも、ご意見番的立ち位置だ。それを裏付けるように、過去１５年のシングル
セールスは、平成２年の「抱かれ上手」の５万４４５０枚（オリコン調べ、以下同）から徐々に低下。
昨年８月の「愚かな女たち」はわずか４７０枚という状態。アルバムも昨年１１月の「フリー・ソウル
和田アキ子」は２５８３枚と物足りない。
そこで、起死回生を狙ってか、若者に人気のラップユニット「ｍ－ｆｌｏ」と「ｍ－ｆｌｏ ｌｏｖｅｓ ＡＫＩＫＯ
ＷＡＤＡ」なるユニットを結成。新曲「ＨＥＹ！」（エイベックス）がＴＢＳ系野球中継「野球烈闘２００５」
のテーマ曲に使われることになった。
「ラップならＲ＆Ｂから出発した和田のパンチ力が生きる。タイアップもあるし、ヒットの可能性は十分
ある」（音楽評論家）のだ。ただ、ＣＤ自体の発売時期は未定で、まずは話題を先行させる作戦。
新曲発表会見では、和田の所属事務所の若手タレントがスキャンダルで番組降板したことを突っ込
まれることをも警戒。ご意見番的質問はＮＧという“お触れ”も。
和田自身は、「ラップには不良のにおいを感じてしばらく避けてたけど、もう一度もとの不良に戻ろう
と血が騒いだ。バラエティーやっているのも歌が歌いたいから」と意気込んで見せた。
また、和田は同系スペシャルドラマ「ザ・介護番長」（４月７日放送）にも、１６年ぶりにドラマ主演。
脱・ご意見番をここでも見せる。
歌手・和田アキ子の活躍で、大人向けの歌に注目が集まればよいが…。
（夕刊フジ）2005年03月22日17時00分
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