06/01/13 22:08:29 /C+vTgz1
真っ黒の服を身にまとい 右手にハンカチ握り締めて
みんな泣いている 僕だけ一人で笑ってる
親戚のおじさんが箱に入ってる ろうそくに囲まれている
横で正座する妹と目があって おもわず噴出しそうになる僕
ぽんぽこぽんぽこ木魚のリズムにたてのりしてしまう
お坊さんのお経が体に響きわたって 光る頭にうつる
揺れたろうそくの火が 退屈な僕の心を楽しませてくれる
ご焼香の順番がきて 緊張しながら僕はなやんだ
何回やるのか とりあえず5回くらいかな
親戚のおじさんを窓ごしに見た 鼻の穴に綿がつめられている
半開きな口が少し虚仮であり おもわず噴出しそうになる僕
じゃりぐりじゃりぐり数珠のなる音が 周りから聞こえる
お坊さんのうなじに お灸の跡が目立って
(?)
霊柩車の金メッキにみとれながら 火葬場でゴムのにおい感じて
妹と僕はまた二人で 鼻つまんで笑いこらえる
二人一組でお骨を優しく 骨壷にいれてく
妹と僕はあばら骨をひろい集めて 手の振るえが激しく
お骨がすべり落ちて 思わず噴出して笑う
骨の粉が舞った