08/01/28 14:01:30 ZzFl68Dt0
>>546
>為替ヘッジとか為替予約
オプション取引で為替ヘッジをするときはドル円120コールなんてのも
使えるのかも知れませんが、通常の為替予約は現物=予約時点の為替レート
と金利差に基づいて、金利差分をコストとして予約します。
たとえばFF金利が利下げされて3%になり、ドル円が105円になった場合
為替予約のコストは1米ドルあたり105*(0.03-0.005) = 2.625円となる
ので、実際には予約した105-2.625 = 102.375円が適用為替ということ
になります。つまり、102円より円高に進めば為替差益が得られたことに
なるし、105円を超える円安に進んでも為替差益は得られません。
為替予約によるヘッジは金利差によるブレを抑えるためだけで、円高進行
時に為替差益を積極的に得ようと思うなら、前述のようなオプションで
ドル円120コールを売るなんてデリバティブに走るしかありません。
円高進行によるデメリットの本質は、為替差益が得られないということ
ではなくて、海外にモノを売りにくくなるという学校で習ったとおりの
ことであるのを再認識したほうがいいです。