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［政策］中国、近く信用取引を開始か
2008/02/28 11:40:18
北京（XFN-ASIA） 中国は近く、信用取引を開始するもようだ。
21世紀経済報道が消息筋の話として伝えたところによれば、中国証券監督管理委員会（CSRC）機関部巡視員の
聶慶平氏は先ごろ、信用取引の開始に向けて各証券会社の現状を把握し、各方面の意見をまとめ、最後の準備を整う
ため、上海へ出かけたという。
それによると、同氏は上海で東方証券、国泰君安など証券4社に対する視察を終えた後、ほか地区へ向かう予定。
中国はすでに信用取引テストケースに関する管理規則を打ち出している。国泰君安、国信、招商、中金、中信など
複数の証券会社がその資格を申請し、現地監督管理局の審査も通過した。しかし違法事件が発生したため、本格開始が先送りされたもよう。
証監会機関部は2月、時期をみて信用取引テストケースをスタートするとの方針を明確化した。
既存規定によれば、同取引は2段階にわけて行われる。テスト段階において証券会社は自社保有の資金と証券で
もって貸し付けを行う。第2段階となる証券金融会社設立後は、証券会社は売買の決済に必要な売付株券及び買付代金を証券金融会社から借り入れること（貸借取引）ができる。
中国政府は中国証券金融有限責任公司の設立に基本同意したという。聶氏と証券公司風険処置弁公室主任の
呉清氏がそれぞれ社長と会長につく予定。また、匯金公司、証券取引所などが出資し、同機関は政府機関または準政
府機関の性質を持つという。主な機能は信用取引を行う証券会社へ資金を提供することであり、つまり証券会社は
信用取引において銀行から直接融資を受けることはできず、同機関を通じて融資を受け、さらに資金を顧客へ提供することになる。
XFN-LL／LM
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