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2008/03/25 02:00
<日経>◇三井物産、カタールで大型発電―事業費4000億円超
【ドバイ=松尾博文】三井物産は中東カタールで大型発電・造水事業に乗り出す。
カタール国営石油会社などと合弁会社を設立、2011年に操業を始める。総事業費は4000億円超で、
日本企業による海外発電事業としては最大級。湾岸産油国では総額7兆円規模の発電・造水事業計画が進行中。
日本勢は今回の事業を加え全体の2割に関与することになり、インフラ整備の担い手として存在感が急速に高まる。
今週中にもカタールの首都ドーハで事業契約に調印する。三井物産とベルギーの電力大手スエズがそれぞれ20%、
残りをカタール国営石油などが出資して合弁会社を設立。ドーハ北方のラスラファン工業地区に発電・海水淡水化設備を建設する。
発電タービンは三菱重工業が供給する。
発電設備の出力は通常の原子力発電所2基分にあたる270万キロワット。
水は平均的な日本の家庭で80万人以上に相当する量を25年間供給する。三井物産の負担額は250億円前後になるもよう。
日本政府も国際協力銀行を通じた融資で事業を支援する方向だ。