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航空貨物カルテルの疑い、EUが日航・全日空に告知
【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)の欧州委員会は21日、世界の複数の航空会社に対し、
国際航空貨物事業で価格カルテルを結び、EU競争法(独禁法)に違反した疑いがあると指摘した
異議告知書を送付した。日本航空と全日本空輸は同日、告知書を受け取ったと発表した。最終的に
独禁法違反と判定されれば、各社は年間の世界総売上高の最大10%を上限とする巨額制裁金を科せ
られる可能性がある。欧州委は告知書の送付先を明らかにしていないが、北欧のスカンジナビア航
空(SAS)も受け取りを認めた。欧州委はEU加盟国や米司法省と連携し、米アメリカン航空、
英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)などを含む米欧アジアの航空大手を対象に調査に入って
いた。告知書送付で航空各社の主張を検証。EU独禁法違反にあたるかどうかを数カ月以内に最終
判定するとみられる。企業間競争をゆがめる価格カルテルについて欧州委は厳罰主義を強めており、
2007年の制裁金額は33億ユーロを超えて過去最高に上っている。 (00:30)
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