10/01/11 22:47:53 28KwKbjY
>>691
[継嗣令](8~19世紀)
〔皇位継承資格〕・・・双系(庶子可)、世数限定制(4世王まで、一時期5世王まで)、臣籍降下制(皇籍復帰可)
〔皇位継承者の選定方法〕・・・時代、天皇によって異なる
[旧皇室典範](明治22年~昭和22年)
〔皇位継承資格〕・・・男系男子(庶子可)、永世皇族制(→世数限定)、皇籍離脱制(皇籍復帰不可)
〔皇位継承者の選定方法〕・・・直系長子優先
[現皇室典範](昭和22年~)
〔皇位継承資格〕・・・男系男子(庶子不可)、永世皇族制、皇籍離脱制(皇籍復帰不可)
〔皇位継承者の選定方法〕・・・直系長子優先
[皇室典範改正案・女系容認(有識者会議)]
〔皇位継承資格〕・・・双系(庶子不可)、永世皇族制、皇籍離脱制(皇籍復帰不可)
〔皇位継承者の選定方法〕・・・直系長子優先
[皇室典範改正案・男系男子限定]
〔皇位継承資格〕・・・男系男子(庶子可)、永世皇族制、皇籍離脱制(皇籍復帰可)
〔皇位継承者の選定方法〕・・・直系長子優先
天皇は歴史の早い段階で政治的実権を失い、「象徴」としての意味合いが大きかった。
天皇が「象徴」であるためには、まず第一に権力者や人民から「象徴」のイメージを投影する対象として認識されなくて
はならない。
「皇位継承者の選定方法」が権力者や人民の価値観から乖離してしまうと、象徴性を投影する対象として認識され
なくなる恐れがある。
従って「皇位継承者の選定方法」は、その時代の主流となっている価値観に沿った形にするべき。
現在は「男女平等思想」が主流なので、皇位継承資格を伝統の「双系継承」に戻し、「皇位継承者の選定方法」は
[旧皇室典範]以降採用されている合理的な「直系長子優先」を踏襲するのがベスト。