09/10/20 23:50:12 v2eQb8ZW
人間精神は流動的であり、
その価値に関係なく消滅するのは一瞬だ。
むしろ価値が高いものほど、廃れてしまう傾向にある。
ここに芸術意欲の源泉があるとオレは考える。
芸術家は自らが感じたどうしようもなく
伝えたい感情・発見を表現するため、或は後世に伝えるために
その感情・発見の再現装置として
芸術作品をつくる。装置がなければ、それは芸術家の死とともに消滅してしまう。
皇室制度の意義はこういうことなのではないか。
皇室とは、日本人が歴史的連続性の中で育んできた価値観、文化そのものなのだ。
日本精神を丸ごと再現できる装置は皇室しかない。
だから、これを守ることが、国体を護持することになり
これを廃止しようとするものは、国家の破壊者になるのである。
抽象的に普遍的価値・理論を追求する革新思想に対して
伝統文化は、具体的生身の人間をくぐった理論であり価値なのだ。
だから、伝統文化には本物の源泉がある。革新はひたすら空虚だ。それは、根っこがないからだ。
国体護持とは、日本の精神的肉体的な無限の再生力と
国民の根っこを護持することなのだ。