08/11/24 14:28:48 RUlCU3sd0
パープルムーン セン5・英国
<成績>
デビュー戦を優勝した後5戦して勝ち鞍がなく、一度は障害馬として破格の金額でトレードされたが、
結局2戦で障害に見切りをつけて再び平地戦に戻った。
平地復帰後準重賞2400m、ハンデ戦2800mをいずれも後方からの追い込みで優勝し、勢いに乗って
豪州遠征。コーフィールドCは不利もあって6着に敗れるが、本番メルボルンCでは地元のダービー
馬に屈するも2着に善戦。
その後10ヶ月の休養を経て今年9月に復帰し、前走はG2コンセイユドパリ賞に出走して2番手の
まま粘りこんで2着入線。ただし勝ったのは3歳牝馬のクロスハーバーで、この馬はフォア賞5着と
同世代のG3で優勝した程度の実績の馬。今年の3歳牝馬は最強世代と呼び声が高いが、言い方は
申し訳ないがウオッカ・ダイワスカーレットをザルカヴァ・ゴルディコヴァとするなら、早い話が
アルコセニョーラに福島記念で2着した程度の実績ともいえる。
なお、この馬は有馬記念に予備登録をしている
<血統>
本馬はパリ大賞典(G1)を優勝したヴェスポンの半弟に当たり、姉も重賞ウィナーという良血馬。
父ガリレオは大種牡馬サドラーズウェルズと凱旋門賞馬アーバンシーの間に生まれた超良血馬で、
その血統に違わず英・愛両ダービーとキングジョージを優勝した。種牡馬としても優秀で、
レッドロックス(BCターフ)、テオフィロ(欧州最優秀2歳牡馬)、ニューアプローチ(英ダービー
チャンピオンSなど)等数々の名馬を輩出してサドラーズウェルズの最良後継と目されている。
母父アリシーバもケンタッキーダービー・BCクラシックなど数々の大レースを優勝したアメリカの
名馬で、血統だけなら超一流といえる。